どもどもKemmyです。
情報処理試験の中でも人気のある「プロジェクトマネージャー試験」。
私は平成28年にプロジェクトマネージャー試験に一発合格しました。
他にも、ITストラテジストやシステムアーキテクトも一発で合格しています。
そんな私がプロジェクトマネージャー試験に一発でかつ省エネで合格する方法をご紹介します。
目次
プロジェクトマネージャー試験はどんな試験か?
参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
1.対象者像
高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの目標の達成に向けて、責任をもって、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、予算、スケジュール、品質などの計画に基づいてプロジェクトを実行・管理する者。
2.業務と役割
情報システム又は組込みシステムのシステム開発プロジェクトの目標を達成するために、責任者として当該プロジェクトを計画、実行、管理する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。
(1) | 必要に応じて、個別システム化構想・計画の策定を支援し、策定された個別システム化構想・計画に基づいて、当該プロジェクトをマネジメントする方法をプロジェクト全体計画として作成する。 |
(2) | 必要となる要員や資源を確保し、プロジェクト組織を定義する。 |
(3) | スコープ・予算・スケジュール・品質・リスクなどを管理して、プロジェクトを円滑にマネジメントする。進捗状況を把握し、問題や将来見込まれる課題を早期に把握・認識し、適切な対策・対応を実施する。 |
(4) | プロジェクトのステークホルダに、適宜、プロジェクト全体計画、進捗状況、課題と対応策などを報告し、支援・協力を得て、プロジェクトを円滑にマネジメントする。 |
(5) | プロジェクトフェーズの区切り及び全体の終了時、又は必要に応じて適宜、プロジェクトの計画と実績を分析・評価し、プロジェクトのその後のマネジメントに反映するとともに、ほかのプロジェクトの参考に資する。 |
3.期待する技術水準
プロジェクトマネージャの業務と役割を円滑に遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。
(1) | 組織戦略及びシステム全般に関する基本的な事項を理解している。 |
(2) | 個別システム化構想・計画及びステークホルダの期待を正しく認識し、実行可能なプロジェクト全体計画を作成できる。 |
(3) | 前提・制約の中で、変化に適応して、プロジェクトの目標を確実に達成できる。 |
(4) | スコープ・要員・資源・予算・スケジュール・品質・リスクなどを管理し、プロジェクトチームの全体意識を統一して、プロジェクトをマネジメントできる。 |
(5) | プロジェクトの進捗状況や将来見込まれるリスクを早期に把握し、変更を管理して、適切に対応できる。 |
(6) | プロジェクトの計画・実績を適切に分析・評価できる。また、その結果をプロジェクトのその後のマネジメントに活用できるとともに、ほかのプロジェクトの参考に資することができる。 |
4.試験時間・出題形式・出題数(解答数)
午前Ⅰ | 午前Ⅱ | 午後Ⅰ | 午後Ⅱ | |
---|---|---|---|---|
試験時間 | 9:30~10:20 (50分) |
10:50~11:30 (40分) |
12:30~14:00 (90分) |
14:30~16:30 (120分) |
出題形式 | 多肢選択式 (四肢択一) |
多肢選択式 (四肢択一) |
記述式 | 論述式 |
出題数 解答数 |
出題数:30問 解答数:30問 |
出題数:25問 解答数:25問 |
出題数:3問 解答数:2問 |
出題数:2問 解答数:1問 |
5.合格率
過去の合格率は12.5%~14.5%になります。
合格率だけで見ると、他の試験と大きく変わらず、それ程高難度には見えないかもしれません。
ただ、受験者の多くが仕事でプロジェクト業務に携わっており、受験する人のレベルが高めであります。
年度 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 (受験者比) |
合格率 (応募者比) |
---|---|---|---|---|---|
平成21年春期 | 16,241人 | 9,372人 | 1,187人 | 12.7% | 7.3% |
平成22年春期 | 19,877人 | 12,463人 | 1,613人 | 12.9% | 8.1% |
平成23年春期 | 20,459人 | 12,340人 | 1,637人 | 13.3% | 8.0% |
平成24年春期 | 19,680人 | 12,458人 | 1,628人 | 13.1% | 8.3% |
平成25年春期 | 18,571人 | 11,850人 | 1,485人 | 12.5% | 8.0% |
平成26年春期 | 17,584人 | 10,927人 | 1,385人 | 12.7% | 7.9% |
平成27年春期 | 17,360人 | 11,050人 | 1,485人 | 13.4% | 8.6% |
平成28年春期 | 16,173人 | 10,263人 | 1,491人 | 14.5% | 9.2% |
平成29年春期 | 18,291人 | 11,596人 | 1,521人 | 13.1% | 8.3% |
平成30年春期 | 18,212人 | 11,338人 | 1,496人 | 13.2% | 8.2% |
平成31年春期 | 17,588人 | 10,909人 | 1,541人 | 14.1% | 8.8% |
試験対策!
参考書
まずは午後の対策用に参考書を1冊購入してください。
1冊あれば十分です。おすすめは三好康之さんの参考書です。
午前Ⅰの対策
午前Ⅰは、応用情報技術者試験の午前問題、他の高度区分の午前Ⅰと同様の出題範囲です。
過去、他の区分の試験に合格していれば決して難しい問題ではありませんし、条件を満たせば免除にできます。
午前Ⅰが免除ではない場合、9:30~16:30と1日試験になります。
午後Ⅰ、午後Ⅱに集中力を残しておくためにも、免除の状態で試験に臨みたいところです。
免除ではない場合は、応用情報技術者試験ドットコム で過去問を2~3年分解いて、7割以上取れていれば問題ありません。
2~3年分解いても7割以上取れていない場合は、7割取れるまで勉強を継続してください。
午前Ⅱの対策
午前Ⅱは、プロジェクトマネージャ試験用の選択問題になります。
参考書にも問題演習が載っていると思いますが、プロジェクトマネージャ試験ドットコムで過去問だけ実施すれば問題ありません。
こちらも2~3年分実施して7割以上取れていたら大丈夫です。
2~3年分解いても7割以上取れていない場合は、7割取れるまで勉強を継続してください。
ただし、試験直前も1年分やってみて、忘れていないか確認してください。
午後Ⅰの対策
高度情報試験は午後がキーポイントになります。
午後Ⅰは文章を読んで記述する問題です。
まずは参考書をしっかりと読んで、傾向と対策は一通り抑えてください。そして演習を何問か実施してください。
午後Ⅰは私は国語の問題だと思っています。
文章をいかに読み取るかだけの問題です。
答えは問題文の中にあるので、しっかりと読んで落ち着いて解くことです。
プロジェクトマネージャーの経験がなくても文章読解能力さえあれば解けるレベルだと私は思います。
午後Ⅱの対策
午後Ⅱは論文になります。
論文なんて学生の時しか書いたことがない人がほとんどだと思います。
私はダメダメ学生だったので、学生時代もあまり経験がありませんでした。
そんな私も購入した参考書は全部読んで、傾向は理解しました。
私が重要だと思うポイントは次の3つになります。
ポイント
・文字数は必ず条件をクリアすること
・あらかじめプロジェクトマネージメント経験の話題を最低1つは準備しておくこと
・テーマに沿った論述をすること
文字数は必ず条件をクリアすること
私は文字数の条件は絶対にクリアするように意識しました。
クリアしないとどれくらいの減点になるのか分かりませんが、必ずクリアした方が良いと考えます。
あらかじめプロジェクトマネージメント経験の話題を最低1つは準備しておくこと
プロジェクトマネージャー経験の話題を最低1つ準備してください。
経験がなくても、自分が経験したかのように準備してください。
私も当時携わっていた案件のプロジェクトマネージャーを自分に見立てて準備しました。
最低1つは準備することで、ある程度どのような問題がきても、応用が利かせられ、一から考えるほど時間をかけずに論述することができるようになります。
テーマに沿った論述をすること
必ずテーマとして問われていることに対して正確に論ずるようにしてください。
準備してきた話題の方が上手く書けたとしても問われていることに合っていないと絶対に合格にはなりません。
多少、強引でも問われていることに対して論じていることが重要です。
以上、これらのポイントを抑えておけば、合格率がグッと上がることでしょう!
私は実際練習では一度も論文かきませんでした。それでも合格できます。
最後に
プロジェクトマネージャー試験は合格すれば拍が着く資格になりますので、みなさん合格目指して頑張ってください。
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
ではでは、Kemmyでした。
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